海岸、防波堤、漁港などで「釣り禁止」になっている場所がたくさんあります。釣りが禁止される理由は様々ですが、まず第一に"危険な場所"であるからという理由。外海に面した防波堤・防潮堤は堤防を越える高波が押し寄せてくる事も珍しくありません。波にさらわれて命を落としたり、行方不明になる釣り人は毎年後を絶ちません。
また、2004年7月1日に発効した改正SOLAS条約に基づく保安対策強化で、厳重な保安設備が設置され、関係者以外の立ち入りを厳しく規制された港湾岸壁や埠頭もあります。
※参考「改正SOLAS条約で釣り場が消える!?
消えた!!」
「改正SOLAS条約発効、その後……」
このような場所は、「釣り禁止」と言うよりも「立入禁止」になっています。問題なのは、「散策や潮風を楽しむ一般の立ち入りはOKだけど、釣りは禁止」という場所。どうして誰のモノでもない海で、釣りという代表的なレジャーが禁止されているのでしょう?
答は、「釣り人は、自分勝手で危険で迷惑な存在」になっているからです。
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